皇帝を表す色は何色なのか?②中国と日本における陰陽五行説に基づく皇族専用の色としての黄色の位置づけ | TANTANの雑学と哲学の小部屋
中国では陰陽五行説の思想に基づいて、黄色が万物の中心にある色として最も高い序列に位置づけられることになり、隋や唐の時代においてはこうした黄の色彩によって染められた上衣である黄袍(こうほう)が、皇帝専用の正式な常服として規定されていく。日本でも赤みがかった黄色である黄丹や、茶色がかった黄色である黄櫨染といった黄色を基調とする色彩が、皇太子や天皇といった皇族を象徴する色として用いられている。
TANTANの雑学と哲学の小部屋
0コメント